日本とフランスで合わせてピアノ科、フルート科、室内楽科、ピッコロ科でそれぞれ学校を卒業♪フルート吹き初田章子の、大好きな音楽にまつわるひとりごと♪

by 初田章子

忘れものと思い出したもの。

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先日24日、第61回大津曳山コンサートにいらして下さった方々、
ありがとうございました!!m(__)m

日本センチュリー(旧 大阪センチュリー)交響楽団首席の御夫婦、
宮本謙二先生と克江先生の長年続けておられる室内楽シリーズ、
今回は{アルファベットの「S」から始まる作曲家、曲を集めて}
というお題で、アンサンブルとソロとで出演させて頂きました☆

メインはサン・サーンスの「デンマークとロシアの旋律によるカプリス」、
オーボエの旋律にうっとり、クラリネットの軽やかさにわくわく♪ ・・フルート必死(笑)
初演がポール・タファネル大先生その人だったという記述をみて、
なるほど真面目に基礎練習しなければと青ーくなったのでした。。爆

ソロではP.サンカンのソナチネという曲を演奏させて頂きました。
ピエール・サンカンはフランスでは有名なピアニスト兼作曲家で(2008年没)、
ミシェル・ベロフなどのスーパーピアニスト達のお師匠さまでもありました。

当然ピアノパートから紡ぎ出される音のならびの美しさといったら悶絶もの!
ここまで芸術的にピアノの繊細な美しさを引き出せるのは
自身スーパーピアニストならではの作品で、
いつもこの曲を聴く時にはフルートよりもピアノに耳が惹きつけられてしまって困るほどです。
ピアニストの佐藤亜美さん、本当にありがとうございました!!

実はこのサンカンの「フルートとピアノの為のソナチネ」、
私がパリで習っていたレイモン・ギヨー先生が
オーレル・ニコレ達と一緒にパリ音楽院に在籍していたそのときに
卒業試験のために書き下ろされた作品なのです。

そのお話をギヨー先生から、ご自宅レッスンで直にうかがったときは
自分が何かフランス語を聞き間違えているのかとしばらく呆然としたのですが、
実際1948年、サンカン30歳の時に作曲され、
天才少年ギヨー先生のパリ音楽院在籍年とぴったり合うことに気づいて更に驚愕したのを
よく覚えています。

その後ベルリンフィルの首席奏者となるニコレ、パリ・オペラ座の首席奏者となるギヨー、
ともにマルセル・モイーズ直弟子で世界の頂点を支えていく彼らの、
サンカン立ち会いのその時の演奏がどんなだったのか、、想像するだけでぞくぞくします・・!!

そんなことを思いつつ、ギヨー先生のレッスンを思い出しつつ、
サンカンをまた本番で勉強しなおせたことに感謝をしつつ、、、、、

終演後翌日

フルートパート譜が演奏旅行直前の超多忙な宮本邸より郵送されて来たのでした。。
あほすぎる私。
本当にすみませんでした。。嗚呼。。m(__;)m。


今回も宮本ご夫妻のお人柄と音楽に、
人間としても音楽家としても本当にたくさんのことを教えて頂いて、感動でした。

くわえて今回ご一緒させて頂いた、イタリア人クラリネット奏者の
ロムアルド・バローネさん、ありがとうございました!
バローネさんは愛知県立芸術大学の先生ですが、なんと同じ京都音楽院の講師でもあり、
今回初めてお会いできてご一緒できて、とても嬉しかったです。

音のあたたかさや、演奏のはばの広さがそのまま
人間性の暖かさやふところの広さと通じることをまた感じられて、
しみじみと、出逢いに感謝です。。
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by flbouquet | 2011-09-29 00:40 | フルート