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日本とフランスで合わせてピアノ科、フルート科、室内楽科、ピッコロ科でそれぞれ学校を卒業♪フルート吹き初田章子の、大好きな音楽にまつわるひとりごと♪

by 初田章子

ソチ五輪

ブログご無沙汰してしまってすみません!
最近、「1月は行く、2月はにげる、3月は去ると言うんですよ~」
と教えてくれた方がいましたが、本当にそのとおりに感じます(><)
年越しまで雪崩れ込むように感じた日々が、年明けからはワープするみたいに感じます。^^

お仕事や生徒さんのコンクールや入試やいろいろありつつも、
個人的にはこのところ、ソチ五輪に夢中でした!
連日深夜4時までテレビを見ながら、あるいは携帯を握りしめ寝落ちし、目覚ましを夜中にかけて翌朝まで寝過ごし、規則正しい生活からかけ離れた学生のような無茶をしながら、、
久しぶりに歓声を上げ胸をときめかせる日々でした♪(☆v☆)♪

一番夢中になったのはやっぱりフィギュアスケートで、
羽生結弦選手の、被災と自宅全壊、避難生活を乗り越えての成長、
皇帝プルシェンコの引退の瞬間、引退宣言をした選手達の渾身の演技、
浅田真央選手の、信じられない失敗と感動的な奇跡の演技と、
これほど劇的に心が揺さぶられることは久しくなくて、心臓をわしづかみにされるようでした。
「事実は小説より奇なり」という言葉の「奇」は奇跡の奇でもあるんだなぁ、と思ったり。

演技構成、スピード感、技術、演技力、メンタル力など、音楽界との大きな共通性を感じました。
また、大きな国際音楽コンクールの場ととてもよく似ているように感じました。
出場者皆がお互いにライバルでありながらひたすらその競技に人生をかけてきたもの同士という意味で、
お互いを深いところで尊敬し認めあっている、幸せな場でもあると思います。

開催場所が世界のどこでも共通語は自然と英語になるので、
渡仏中ニースでのラリュー国際コンクールに参加した際も
記憶の底から英語をひっぱり出すのに大汗をかきながら、英語の重要性を痛感しました。
とは言え片言の挨拶でもブオナ・セーラ、と一言挨拶すればイタリア人と仲良くなれたり、
それぞれの国の人と挨拶が通じると感動します。

国による多様な違いからくる、感覚、行動、演奏、時代の流れの先端を生で感じられることは
最高に刺激的です。
壮大な演奏、強烈なパフォーマンス、信じられないほど美しい演奏や、
貧しい環境で勉強し、状態の悪い楽器で驚異的な演奏をする人…
その中で、日本人とその演奏がどう見えるか、ということを感じられたことも、
今の私の宝物になっていると思います。
真面目でつつしみ深い日本人ならでの美徳を
舞台上だけでも良い意味で打ち破ることは、並大抵のことではないと感じます。

ソチ五輪で見た羽生結弦選手、浅田真央選手の心の強さには、本当に言葉にならないほど感激しました。
音楽の世界はオリンピックほど注目されることはないけれど、失敗した場面を何度でも
全国放送で巻き戻しスローモーションで再生されることももありません。それを考えると、音楽家でよかった、と自分の弱さに逃げつつ、一生に一度でよいので最高の演奏をしてみたいと夢見る今日この頃です。。
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by flbouquet | 2014-03-01 12:38 | 季節